♡どれみの想い♡
2014年8月20日早朝、広島土砂災害が起こりました。その日、私は、JAPANツアー広島(カンボジアの
くっくま孤児院の子どもたちが、民族舞踊を披露するイベント)の当日でした。
中心になって関わっていたスタッフの家のすぐ側が、12人の命が奪われる最もひどい被害が起こった場所でした。
私たちは、ツアーを続行しながら、現場へ赴き、「とにかく、今できることから動かなければ」と感じ、被災した
そのスタッフを中心に、復興支援を始めました。しかし、経験のないことであったため、私自身は「自分たちに何が
できるのか」「本当の支援とは何か」に悩みながらの活動でした。
そんな時、「1945年、8月6日、当時の広島の人たちは、自分たちができることをやっていくことで復興して
いったんだ」ということを聞き、その記憶を今も語り継ぎ、その上で海外や東日本大震災でも復興支援しているお二人をお招きすることにしました。
■渡部朋子(わたなべ・ともこ)
特定非営利活動法人ANT-Hiroshima理事長。
ANT-Hiroshimaを設立して以来、広島から平和を伝えつづけるとともに、アフガニスタンの難民支援や
パキスタンの地震復興支援などにも力を注いでいる。東日本大震災では、ボランデポひろしまという団体を立ち上げ、
現地で活動するボランティアを資金物資面で支えた。
(特定非営利活動法人ANT-Hiroshima
http://www.ant-hiroshima.org/
■森源太(もり・げんた)
長崎出身のシンガーソングゴリラー。つながりや絆を大切にした、あったかい「うた」を心を込め、力強く歌う。自
転車とギター一本、そして全財産3000円を握りしめて、日本縦断を目指し、1年7か月かけて達成した。その途
中でたくさんの人と出会い、2013年には、なんばHatchで1300人のライブを行うことができた。また、
歌手活動だけでなく、カンボジアの孤児院を支援している(くっくま孤児院応援団長)。東日本大震災では、ギター
をスコップに持ち替え、被災地の方の心に寄り添いながら泥だしをした。